新刊『入れ替わり百景01』を出版しました

ここに載せる話はサンプル版です。完成品は後日電子書籍で発刊します。

Kindle新刊『入れ替わり百景01』を出版しました。

今までの『入れ替わり短編集1~20』からの変更点として、R-18指定を止め、挿絵イラストを大幅増にしました。

本作は、男女の身体と人格が入れ替わった「瞬間」ではなく、そのあとに続く生活を描いた全六編の短編集です。

鏡に映る他人の顔。
自分のものではない声や身体。
他人の名前で働き、家族からの電話に答え、残された人間関係と向き合っていく日々。

入れ替わった二人は、元に戻る方法を探すだけでは済みません。

誰の人生を守るのか。
他人の身体に慣れることは、それを受け入れることなのか。
元の名前を失っても、自分を自分だと言えるのか。

『入れ替わり百景01』では、異なる世界と条件のもと、悠人と美咲という二人が何度も出会います。

収録作品は次の六編です。

  • 雨の夜の出会い――黒い傘の重量
  • 剣と猫と、返らない身体
  • 誰でもない二人
  • 花衣に残された名前
  • 顔のない女――黒いフリルだけが、私の輪郭だった
  • 脱ぎ捨てられない皮膚

雨の夜に起こる交換、異世界で背負わされる役割、狭い部屋で始まる共同生活、二十五年の時間を閉じ込めた花衣、顔ではなく服装で人を認識する世界、そして帰るべき身体そのものを失ったあとに残される人生。

元へ戻れる物語もあれば、戻る場所を失う物語もあります。

入れ替わりを単なる願望や一時的な騒動としてではなく、身体、名前、仕事、家族、責任といった現実の問題として描きました。

約10万字、全六編。物語の転換点を描いた多数の挿絵も収録しています。

入れ替わり、TSF、人格交換を扱った物語が好きな方はもちろん、身体とアイデンティティをめぐる心理ドラマや、少し切なく重い幻想小説を好まれる方にも読んでいただければ幸いです。

入れ替わった翌日にも、生活は続いていく。

その先で二人が何を選ぶのか、見届けてください。

▼Kindle版『入れ替わり百景01』
[Amazonの商品ページは以下のイラストから]

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