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母になった息子【TSF、入れ替わり、熟女、セーラー服】

高校生の佐藤健太は、ある休みの朝目を覚ますと、自分の部屋でなく見覚えのある母親の寝室にいた。

驚いて鏡を見ると、そこに映っていたのは母の美奈子だった。

「なんで俺が母さんの身体に?」健太は混乱しながらも冷静になろうとした。

そのときドアがノックされ、健太の妹である美咲が顔を出した。

「お母さん、今日も忙しい?私、部活に行く準備しなくちゃ!」

健太はなんとか美咲を安心させるために笑顔を作り、「うん、美咲、今日は自分で準備してね」と言った。

美咲が去った後、健太は部屋を見回し、母の生活に溶け込むために必要なことを考えた。

ふと、美咲の部屋に目をやると、クローゼットに掛かっているセーラー服が目に入り、健太は好奇心に駆られた。

「こんなチャンス、二度とないかもしれない」と思い、彼はセーラー服を手に取った。

「ちょっとだけ試してみるだけだから。。。」健太は自分を正当化しながらセーラー服に袖を通した。

鏡の前に立つと、母が妹の制服を着ている姿が映し出され、奇妙な感覚に包まれた。

「これが俺なのか。。。」健太は思わず笑ったが、そのときドアが開いた音がして美咲が部屋に入ってきた。

「お母さん、何してるの?」美咲は驚いて立ちすくんだ。

健太は心臓が飛び出そうなほど驚いたが、すぐに言い訳を考えた。

「あ、美咲、これはただの冗談よ。あまりに懐かしいからちょっと着てみただけ。。。」

美咲は怪訝そうな顔をしながらも、「お母さん、変な冗談はやめて」と言って部屋を出ていった。

健太は安堵しながら、このまま一日を楽しむことにした。

家事が終わって暫くしたあと、下着を確認し始めた。

彼は母の体でスカートを持ち上げ、下着の感触を確かめた。

顔を赤らめながらつぶやいた。「これが母さんの下着か…」健太はその感触に興奮を感じていた。

もとに戻る方法は分からない、自分と入れ替わったであろう母の姿も朝から見かけない。

男の身体を楽しんでるのだろうか?パニックになってしまったのだろうか?

そんなことを考えているうちに、この身体をもっと楽しみたいという気持ちが芽生えてきた。

「このままセーラー服を着て美咲を出迎えてみようか?」

朝の光景が繰り返され、嫌悪するだろうか?案外受け入れてくれるのか?

いきなり母になるという非日常な出来事が、健太の心を蝕んでいるのかもしれない。

なんだかすっきりしない終わり方になってしまいました。

息子になった母の行方は不明です。

私自身リアルに性転換する気がない理由のひとつは、体にメスを入れたくないからですが、

もう一つは、アラフォーで性転換しても、おっさんからおばさんになるだけなんですよね。

性転換してもJKには成れないので、そのつもりでいる人はギャップに苦しみます。

実際日本だと、医者も良い歳での性転換は不幸になると止めるらしいです。

女装であれば、痛々しい姿を楽しんだあと、メイクを落とせば元通り。

遊びのつもりで制服着てみると、何か新しい目覚めがあるかも?

家族との関係が元通りになるかは責任取れませんが。

私はもう慣れました。。。

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10/8 続きを書いてみました♪

「とりあえず、服を着替えないと……」

健太は自分の部屋に行き、普段着ているTシャツとジーンズに着替えようとした。

しかし、鏡の前で試してみると、すぐに問題に気づいた。

「で、でかい……」

母親の小柄な体では、自分の服がぶかぶかすぎる。

ジーンズの裾は引きずり、Tシャツもダボダボで、まるで子供が大人の服を無理やり着たかのようだ。

これでは外に出ることもできない。健太は頭を抱えた。

「仕方ない……母さんのクローゼットを借りるしかないか」

健太は母親の寝室に戻り、クローゼットを開けてみた。

そこには普段母親が着ているエレガントなワンピースやスカートが並んでいる。

しかし、健太はふと、クローゼットの奥に見慣れない服があることに気づいた。

「……これ、メイド服?」

黒いフリルのついたミニスカートのメイド服が、なぜかクローゼットの奥にしまわれていた。

健太はそれを手に取り、じっと見つめる。

「なんで母さんがこんな服を……?」

疑問に思いながらも、興味が勝ってしまった。

普段は絶対に着ることのない服だが、今は母親の姿をしている。

健太はその場のノリで、ついメイド服を試してみることにした。

「ちょっとだけだから……」

そう自分に言い聞かせながら、健太はメイド服に袖を通す。

黒いフリルのスカートが足元までひらひらと広がり、上半身には白いエプロンがしっかりとフィットした。

「……これが俺?」

鏡に映る姿は、まるでコスプレ大会に参加しているかのようだ。

健太は苦笑しながら、鏡の前で少しポーズを取ってみる。

「意外と似合うじゃないか……」

ふと我に返った健太は、慌てて鏡から目を離す。「何やってんだ俺、バカか!これじゃ変な趣味の人みたいじゃないか……」

しかし、どうせ家の中にいるだけだからと、自分を正当化してしまった健太は、そのままメイド服を着て家事をすることにした。

母親の体で家事を始めると、驚くほどスムーズに進むことに気づく。

「掃除がこんなに簡単にできるなんて……母さん、やっぱりすごいんだな」

掃除機をかけ、洗濯をし、料理の準備まですべてがスイスイと進んでいく。

まるで体が自然に覚えているかのように、健太は家事をこなしていった。

「母さん、いつもこれをやってたのか……ちょっと尊敬するな」

家事が終わるころには、健太はすっかり母親の生活に慣れてしまった。

しかし、すべてが終わったあと、再び手持ち無沙汰になる。

「さて……これからどうしよう?」

まだ元に戻る方法がわからないし、このままずっと母親のままでいるわけにもいかない。

考えがまとまらないまま、健太は再び鏡の前に立ち、母親の体を見つめた。

「……こんなチャンス、二度とないかもしれないな」

健太は、母親の顔をまじまじと見ながら、いろいろとポーズをとってみた。

手を腰に当ててみたり、髪をいじってみたり。普段は決してできない体験が、今なら可能だ。

「こんな感じかな……」

そんなことをしているうちに、玄関のチャイムが鳴った。

「美咲が帰ってきたか」

健太はメイド服を着たまま、玄関へ向かった。

そして、ドアを開けて妹を迎えた瞬間、冗談半分でこう言った。

「おかえりなさいませ、ご主人様!」

美咲は目を丸くし、驚きの表情で立ちすくんだ。「お母さん……何してるの?」

健太は一瞬ドキッとしたが、すぐに照れ笑いを浮かべ、「冗談だよ、美咲。ちょっと家事の合間に遊んでただけよ」と言い訳した。

美咲は呆れたようにため息をつき、「もう、変なことしないでよ」と言いながら笑いを堪えている様子だった。

健太は内心ホッとしながらも、「俺、こんな姿で妹に会うなんて……」と少し恥ずかしくなった。

その後、健太は美咲を部屋に送り出し、ようやく落ち着いた。

健太がメイド服姿で家事を終えてリビングにいると、玄関のドアが開いた音がした。

今度は自分の体を持った母親が帰ってきたのだろう。

慌てて玄関に向かうと、案の定、自分の姿をした母親・美奈子が立っていた。

「おかえりなさい……俺? 母さん?」

健太は不思議な感覚に戸惑いながら声をかけた。

自分の顔をした人間がそこに立っているのはどうにも慣れない。

「ただいま、健太……だよね? なんだかややこしいわね……」母親も少し戸惑った様子で微笑んだ。

「それにしても、メイド服なんて着て……どうしたの?」

「いや、なんか着替えようと思ってたら、クローゼットにこれがあって……つい、ちょっと面白そうだなって……」健太は恥ずかしそうに言い訳しながら、目をそらした。

「ふふ、まあ、いいわ。でもその姿で家事をしてたのね? もしかして、結構楽しかった?」

「……まあ、ちょっとな。母さんの体って、家事がすごく自然にできるんだ。俺、いつもこんなに簡単に家のことできなかったけど、今日はなんだかスイスイだったよ」

母親はその言葉に微笑みながら、リビングに足を運んだ。「そうでしょう? 私も最初は大変だったけど、体が覚えちゃうと自然に動くものよ。健太も少しは主婦の苦労が分かったかな?」

健太は苦笑しながら頷いた。「うん、正直なところ、尊敬するよ。毎日これをやってるんだから、すごいよな、母さん」

母親は「ありがとう」と言いながらも、どこか疲れた表情で座り込んだ。「でもね、実は……今日、ちょっと問題が起きたのよ」

「問題?」健太は不安そうに母親に目を向けた。「何があったんだ?」

「あなたの体で学校に行ってみたんだけど、どうしても気持ちが落ち着かなくて……それで、ついあなたの友達に会ったときに、変なことをしちゃったの」

「変なこと……?」健太はさらに心配になり、母親の言葉を促す。

「その……あなたの友達の女の子、由美ちゃんっていう子がいるでしょう? 彼女と、つい……手をつないじゃったの」

「えっ、由美と? 手をつないだ?」健太の顔が赤くなった。

由美は彼のクラスメイトで、少し気になっている相手だ。

しかし、それが母親の姿をした自分と手をつないだとなると、なんとも複雑な気持ちだ。

「ええ……なんか、あの場の雰囲気で自然にやっちゃったのよ。でも、彼女がどう思ったかは分からないわ」

健太は頭を抱えた。「マジかよ……母さん、どうすんだよ。俺、由美にどう接したらいいんだ……」

母親は申し訳なさそうに肩をすくめた。「ごめんなさいね、健太。でも、しばらくこのまま過ごすしかないんじゃないかしら? 戻り方が分からないんだから」

健太はため息をつき、ソファに座り込んだ。「そうだな……仕方ないか。でも、お互い変に振る舞わないようにしないと、周りにバレちゃうかも」

「そうね。私もあなたの学校生活を壊さないように気をつけるわ」

二人は一旦気持ちを落ち着け、今日の出来事をお互いに共有しながら、今後どうやって振る舞うかを話し合った。

母親が学校でどんなことを経験したか、健太が家でどんな気持ちで家事をしていたか――そんな話をしているうちに、だんだんと時間が過ぎていった。

そのうち、父親が帰宅する時間になり、玄関の音が聞こえた。

「ただいまー、今日は早く帰れたぞ」父親の声が響く。

「お、おかえりなさい!」健太はとっさに母親のふりをして声をかけたが、内心では緊張していた。

父親に対してどんな態度で接すればいいのか、全くわからない。

父親がリビングに入ってくると、健太を見て微笑んだ。「お、なんだか今日はお前、可愛い服着てるな。メイド服か? お前の趣味もなかなかだな、ははは!」

健太は顔を赤らめながらも、笑顔を作り「う、うん、ちょっと遊んでみたの」と答えた。

「遊び心があっていいじゃないか。でも、何か手伝うことあるか?」父親はニコニコしながら、カバンをソファに置いた。

「い、いや、特にないわ。もう全部終わってるから」健太は慌てて応じたが、内心では何とか父親にバレないようにと必死だった。

その夜、家族全員が普通に夕食をとり、特に大きなトラブルもなく過ごせた。

そのまま元に戻る方法もわからず数日が過ぎ、健太は母として家事をして、美奈子は健太として学生生活を過ごしていた。

ある日、夜も深まり、健太が自分の部屋で休んでいると、突然ノックの音がした。

「健太、いる?」自分の声で、自分の姿をした母が部屋に入ってきた。

「どうしたんだよ、母さん?」健太は少し驚きながらも、ベッドに腰掛けて母親を迎え入れた。

母親は少し照れくさそうに立ち止まり、そして口を開いた。「あのね、ちょっとお願いがあるんだけど……健太、しばらくこの体のままだとしたら、女の子との付き合い方も覚えておいた方がいいんじゃないかって思って……」

「えっ、何を言ってるんだ?」健太は目を丸くした。

「いや、その……由美ちゃんとのこともあるし、こうなった以上、私が健太の体での振る舞いをちゃんと教えてあげるべきかなって……」

「母さん、それ本気で言ってるのか?」健太は困惑しながらも、母親の真剣な表情を見てどう対応すべきか悩んだ。

母親は頷きながら、「健太、女の子への接し方はちゃんと理解しておいた方がいいわよ」と微笑んだが、その笑顔にはどこか緊張感が漂っていた。

健太は「そんなの必要ないよ!」と笑いながら断ろうとしたが、母親は少し強引に健太の手を取った。

「大丈夫よ、健太。恥ずかしがらないで」

その瞬間、健太の心は一瞬止まったような気がした。

(母さん……何やってるんだよ……)

健太はベッドの上で母親と向き合い、頭が混乱していた。

「それじゃ、まずは気分を盛り上げるために、もう一度メイド服を着てもらおうかしら」と、母親が突然言い出した。

「え? またメイド服? いや、今日も家事で着てたんだから、それは――」

「いいからいいから、女の子の気分をもっと感じてもらうには、やっぱりそれが一番よ」と、美奈子は楽しそうに言いながら、クローゼットから再びメイド服を取り出した。

健太はしぶしぶ従い、メイド服に着替えさせられた。

再びフリルとレースに包まれ、鏡に映る自分の姿を見て、健太は自分がどうなってしまったのかという現実を再認識した。

「おー、似合ってるわね。昔、あなたのお父さんにも同じようなことをしてもらったことがあるのよ」と、母親は懐かしそうに言いながら、健太の肩に手を置いた。

「お父さんにも?」健太は驚きながら母親を見つめた。

「そうよ。付き合い始めた頃、彼にいろいろしてもらったの。だから、今度は私が健太に女の子の気分を教えてあげる番ね」と、母親はにっこりと微笑んだ。

健太はますます不安になりながらも、母親の手の動きに身を任せるしかなかった。

「さあ、まずは座って。女の子はこうやって、少し恥ずかしそうに振る舞うのがポイントよ」と、母親は健太に座るように促した。

「母さん、ちょっと待ってよ、俺、本当にこんなこと――」

「大丈夫よ、これは練習だから。ほら、恥ずかしがらないで」

健太は母親の言葉に逆らえず、ぎこちなく座った。

そして、母親は続けて、自分が昔したことを思い出しながら、健太に「女の子らしい仕草」について説明を始めた。

手の動かし方や、相手に対する視線の送り方、さらには声のトーンまで、細かく指導された。

健太は最初こそ嫌がっていたが、母親の真剣な表情にだんだんと引き込まれていった。

「ほら、こうやって優しく触れるの。女の子らしく、柔らかくね」と、母親は健太の手を取り、軽く自分の頬に当てた。

その瞬間、健太の心臓は大きく跳ねた。

母親の体で感じる感覚は、これまでの自分の感覚とは全く違っていた。

彼は今まで考えたことのない感情に混乱し、息が詰まるような気持ちになった。

「母さん、これ女の子側の振る舞いだけど、本当に必要なのか?」健太は恥ずかしそうに尋ねた。

「もちろんよ。女の子としての振る舞いを理解することは、今後のためにも大事だからね」と、母親は真剣な表情で答えた。

その後、母親はさらに健太に様々なレッスンを続けた。

二人は次第に打ち解け、どこか穏やかな空気の中でお互いに触れ合い、笑い合うようになった。

「それじゃ、最後にもう一つだけ……」と、母親は照れながら健太に近づいた。

「何?」

「キスの仕方も、ちょっと教えておこうかしら。お父さんと最初にしたとき、すごく緊張したけど……でも、女の子としては大事なことよ」

「えっ、キス!? それはさすがに――」

健太は驚いて後ずさりしたが、母親は優しく彼の肩に手を置いた。

「大丈夫よ、健太。練習だから。少しだけでいいの」

健太はドキドキしながら、母親に近づいていった。

そして、ぎこちなく唇を重ねた。その瞬間、心臓が爆発しそうなくらい激しく鼓動し、全身が熱くなった。

「……これで、いいわね」と、母親は微笑んだ。

二人はそのままベッドに横たわり、しばらくの間、静かに寄り添って眠りに落ちた。

健太が目を覚ましたとき、目の前に広がっていたのは、母の部屋の天井と、隣で眠る母だった。自分の体に戻っているのを感じ、慌てて起き上がった。

「戻ってる……!」健太は急いで鏡を確認し、自分の体に戻ったことを確認した。安心した反面、昨夜の出来事が頭をよぎり、顔が赤くなった。

「母さんも戻ってるのか……」

健太は確かめようとしたが、何となく気まずくてそのまま学校へ行く準備を始めた。

制服に着替え、家を出る前にリビングをちらりと見ると、起きてきていた母親がメイド服姿のままで何かを考え込んでいる姿が見えた。

昨夜のことを思い出しているのかもしれないが、健太は気まずさから声をかけることができなかった。

「いってきます……」健太は小さな声でそう言い、玄関を後にした。

学校では、健太はなんとなくいつもと違う自分を感じていた。

クラスメイトと話していても、ふとした瞬間に母親とのやり取りが脳裏に浮かび、恥ずかしさがこみ上げてくる。

授業が終わり、放課後になって教室を出ようとしたとき、由美が声をかけてきた。

「健太、今日は一緒に帰らない?」

健太は一瞬戸惑ったが、自然と頷いていた。「うん、いいよ」

二人は並んで歩きながら、少しずつ打ち解けていった。

由美は健太に微笑みかけ、「最近なんだか、健太くん、優しくなった気がするね」と、由美が少し照れた様子で言った。

「そ、そうかな?」健太は顔が熱くなるのを感じながら、できるだけ冷静を装って答えた。

由美にそう言われて、思い返してみると、自分の母親の体で過ごした日々の影響があるのかもしれない、とふと感じた。

しばらくは母が由美に接していたし、母として過ごしていたとき、無意識に周囲のことにもっと気を配るようになっていたし、その感覚がまだ残っているのかもしれない。

「うん、最近はなんか、頼りがいがあるっていうか…少し大人っぽくなった気がするよ」由美は柔らかく笑い、健太の顔をじっと見つめた。

健太はその視線に耐えきれず、思わず目を逸らした。「そ、そう? まあ、色々あってさ……」

「色々って?」由美が少し首をかしげながら聞き返した。

健太は口をつぐんだ。

まさか「実は最近、母さんと体が入れ替わってメイド服まで着せられたんだよ」なんて言えるわけもない。

彼は話題を変えるために「まあ、そのうち話すよ」と適当にごまかしておいた。

二人はしばらく無言で歩き続けたが、健太の心はどこか落ち着かない。

それでも、由美と一緒にいると不思議と安心感があり、自然と笑顔がこぼれる瞬間が増えていった。

彼は、これまで以上に由美との関係が深まっていることを実感しながら、少しずつ彼女に心を開いていく自分を感じていた。

家に帰ると、健太はすぐにリビングの様子を伺った。

母親はまだメイド服を着たままで、台所で何かをしているようだった。

その姿に、健太は思わず苦笑いを浮かべてしまった。

「母さん、まだその服着てるの?」と、健太が声をかけると、母親は振り返り、少し照れ臭そうに笑った。

「これね、意外と動きやすいのよ。家事するのにちょうどいいわ」と、母親は楽しげに答えたが、その表情にはどこか戸惑いも感じられた。

「……昨日のこと、覚えてる?」健太は恐る恐る尋ねた。

あの不思議な一夜が夢だったのか、それとも現実だったのか、自分でもまだ完全には理解できていなかった。

「もちろん覚えてるわよ」と、母親は真顔で答えた。

その答えに、健太は一瞬ギクッとした。彼の頭の中に、昨夜の出来事が鮮明に蘇ってくる。

「そっか……」健太は視線を下げ、言葉に詰まった。

「でも、もう大丈夫よね? お互いに元に戻ったんだから」と、母親は微笑みながら言った。

その表情にはどこか安心感があったが、同時に、何か言いたげな気配も感じられた。

「うん、そうだね……」健太もようやく安心し、少しほっとした表情で答えた。

しかし、その後に訪れる静寂がどこかぎこちなく、二人の間には微妙な空気が漂っていた。

健太はその沈黙を破ろうとしたが、何を言えばいいのかわからず、ただ立ち尽くすだけだった。

「……まあ、これからは少しずつ慣れていけばいいんじゃない?」母親が突然口を開き、優しい声で言った。「健太も、自分のことをもっと大事にするようにね。女の子として過ごした経験も、無駄にはならないと思うわよ」

健太はその言葉に少し戸惑いながらも、「ありがとう」と小さくつぶやいた。母親の優しさに触れ、少しだけ自分の中で何かが変わった気がした。

その夜、健太は自分の部屋で一息ついていた。ベッドに横になり、今日一日を振り返りながら、いろいろと考え込んでいた。

「結局、母さんと入れ替わったことが原因で、こんなに色々なことが変わったんだな……」

彼はふと、自分が母親の体で過ごしたときのことを思い出し、その経験が今の自分に与えた影響について考えた。

女の子としての体験は、確かに彼にとって大きな衝撃だったが、それ以上に自分自身について深く考えるきっかけになったように感じていた。

そんなとき、部屋のドアが静かにノックされた。

「……誰?」健太は少し驚いてドアを見つめた。

ドアがゆっくりと開き、そこには母親の姿があった。彼女は、少し困ったような表情を浮かべていたが、同時にどこか優しさも感じられた。

「健太、ちょっと話があるの」

母親はベッドの端に腰を下ろし、健太を見つめた。「今日、由美ちゃんと一緒に帰ってきたでしょ? あの子とは、どうなの?」

「……どうって、別に」健太は恥ずかしそうに視線を逸らしたが、母親の視線が鋭く、自分の心の中を見透かされているように感じた。

「健太、昨日のこともあったし、きっといろいろと混乱しているんだと思うけど……由美ちゃんに対して、どういう気持ちなのか、ちゃんと考えてみたほうがいいわよ」

健太は黙って聞いていたが、母親の言葉には確かに一理あると思った。

母親の言葉が、健太の心に響いた。

由美に対する自分の気持ちは、友達以上のものだと薄々感じていたが、それをはっきり認めるのが怖かったのだ。

しかも、昨日の出来事で、自分の中に芽生えた新しい感情にも戸惑っていた。

「……母さん、僕、よく分からないんだ。由美のことは、たしかに気になる。でも、それだけじゃなくて、なんか自分が自分じゃないみたいな気がするんだよ」

健太は自分の言葉がどう伝わるか不安だったが、母親は優しくうなずいた。

「健太、それは普通のことよ。私たち、ちょっと特殊な経験をしてしまったけど、それをきっかけに自分自身を見つめ直すこともできたんじゃないかしら。あなただって、女の子としての立場を一瞬でも体験したことで、相手の気持ちを考えるようになったのよ。それは素敵なことよ」

健太は黙って母親の言葉を聞きながら、自分が変わり始めていることを実感した。

自分が由美に対して抱いている気持ちは、もしかしたら、以前とは違った形で強まっているのかもしれない。

それは、単なる好意ではなく、もっと深い感情——相手を理解し、共感することへの意欲だった。

「……うん、分かったよ。母さん、ありがとう」と、健太はしっかりと母親の目を見つめて答えた。

母親は微笑みながら、「応援してるわよ、健太」と優しく言って、部屋を出ていった。

次の日の朝、健太はいつもより少し早く家を出た。

昨日の夜に母親と話したことで、心が少しだけ軽くなり、学校に向かう足取りも自然と軽やかになった。

通学路を歩きながら、彼はこれからのことを前向きに考えようと決めていた。

学校に着くと、由美が校門の前で待っていた。

彼女の姿を見た瞬間、健太は心臓がドキドキするのを感じた。

昨日とは違う感覚だ。

自分の気持ちがはっきりしている分、彼女にどう接すればいいか、少しずつ自信が湧いてきた。

「おはよう、健太くん」由美がにっこりと笑顔を見せた。

「おはよう、由美」と、健太も笑顔で答えた。

気まずさや戸惑いはもうない。

これからは、彼女に対して正直でありたいと思ったのだ。

二人で並んで校舎に入るとき、健太は心の中で小さく息を吸い込んだ。

そして、決心がついたように由美に声をかけた。

「由美、放課後、ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

由美は少し驚いた表情を見せたが、すぐに笑顔に戻り「うん、もちろん!」と嬉しそうに答えた。

健太は一歩前に進んだ。昨日までの自分とは違う、少しだけ大人になった自分を感じながら。

一方で、家に残された母親は、健太の自分の身体でのメイド服姿を思い出していた。

彼女は微笑みながら、メイド服を自分自身でまた着ていた。

「まさか、取っておいた服のお陰でこんなことになるとはね……」

彼女は息子の成長を感じながら、これからも彼を応援し続けることを心に決めた。

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健太は母の身体になってメイド服で家事していたことを打ち明けるんでしょうか?

それ言われたら、大体の女の子は引きそうな気がしますが。。。

私は自分の身体でメイド服着て相方の前で家事したことありますけど

向こうは完全に笑ってましたね。

欲望に忠実に筆を走らせると、えらいことになるな。

ちょい付け足しのつもりがだいぶ増えた。。。

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