カフェの裏メニュー【TSF、入れ替わり、メイド服】

都内の閑静な住宅街に佇む、カフェ「スイートメモリー」。

そのカフェを経営するのは、真面目で几帳面な夫・健司（けんじ）と、明るく社交的な妻・真奈美（まなみ）の夫婦だ。

開店から数年が経ち、常連客も増えてきたが、最近は店の新しさも薄れ、来客数が少しずつ減っているのが二人の悩みだった。

「もう少し目を引くメニューやサービスを考えないと、店が厳しいかもしれないわね…」真奈美がテーブル拭きをしながらぼやく。

健司は黙ってうなずき、厨房で次の新メニューを考えるための食材を手にしていた。

そのとき、ふと二人の目に、店の隅に置かれた一冊の古びた本が映った。

「これは…？」健司が本を開くと、そこには「魂の入れ替わり」という謎めいた呪文が書かれていた。冗談半分で試してみようと、健司が口にした瞬間、周囲の空気が一変し、突如二人の視界が暗くなった。

目を覚ますと、健司は驚くべきことに、自分が真奈美の身体に入っていることに気づいた。

鏡を見ると、そこには真奈美の顔が映っている。「これはどういうことだ…？」

一方、真奈美も自分が健司の身体に入っていることにすぐ気づいた。「え、なにこれ！まさか、本当に入れ替わったの？」

二人は戸惑いながらも、状況を受け入れるしかなかった。

「どうする？このままじゃ仕事にならないよ」と健司が言う。

「そうね。でも、逆にこれを利用できるかもしれないわ」と真奈美は言った。

「どういうこと？」と健司が眉をひそめる。

「私があなたの身体で新メニューを考えてみるわ。あなたは、私の身体を使って接客をしてみて。メイド服もあるし、ちょっとおもしろいじゃない？」真奈美はいたずらっぽく笑った。

健司は最初こそ躊躇していたが、真奈美の説得でその案に乗ることにした。

翌日、カフェに訪れた常連客たちは驚いた。

いつもの健司の姿が見当たらず、代わりにメイド服を着た真奈美（実際は健司）が接客をしていたのだ。

「健司さん、今日はお休み？」と常連客の一人が声をかける。

「いえ、今日はちょっと趣向を変えてみたんです」と健司は笑顔で返したが、内心では不安でいっぱいだった。

メイド服のスカートがふわりと広がる感覚や、女性としての動作に慣れない自分に違和感を覚えていたからだ。

しかし、次第に健司はその役割に慣れていった。

笑顔を振りまき、丁寧に接客をすることで、客も次第にリラックスしていく。

最初はざわついていた店内も、やがて健司の「新しい一面」に魅了され、常連客たちは喜んで帰っていった。

一方、真奈美（健司の身体）は厨房で新しいデザートメニューを作っていた。

健司の手先の器用さと真奈美の発想力が合わさり、これまでにない絶品スイーツが完成した。

「これは…すごい！」真奈美は自画自賛し、店頭に出す準備を始めた。

数週間が経ち、店は見違えるほどに繁盛していた。

真奈美の新メニューと健司の「熟女メイド」としての接客スタイルが絶妙にマッチし、客足は絶えなかった。

「このままじゃ、元に戻りたくなくなっちゃうわね」と真奈美が冗談を言うと、健司は笑って「確かに、悪くはないかもな」と答えた。

ある日、二人は「入れ替わり」を利用して裏メニューを考案することにした。

「熟メイド体験なんてどうかしら？」と真奈美が提案した。「カフェで働きたい人が、私たちと入れ替わって、メイドの仕事を体験できるのよ。」

健司は驚いたが、「面白そうだな。試してみる価値はある」と同意した。

こうして「スイートメモリー」は、普通のカフェ営業に加えて、裏メニューとして「熟メイド体験」を提供する秘密のスポットとなった。

店の繁盛は続き、二人はいつしか入れ替わることが当たり前の日常となった。