突然の目眩に襲われ、涼太は目を開けると、知らない部屋にいた。
見覚えのない緑の絨毯の上に膝をついていた。
さらに、視界に入ってきた自分の姿に驚愕した。
目の前に見えるのは、制服姿の女の子の身体。
その身体が自分だと気づいた瞬間、涼太の頭はパニックに陥った。
「なんだこれは…夢か?」涼太は震える声で自問した。
しかし、触れる指先の感触はリアルで、現実逃避することもできなかった。
その時、記憶がよみがえった。
先ほどまで、彼は友人の家で古い魔導書を見ていた。
その魔導書には、「望むものを手に入れる」と記されていた呪文があった。
興味本位でその呪文を唱えた直後、彼の意識は途絶え、そして今、目の前にいる自分がいる。
「望むものって…まさかこんなことになるなんて…」
涼太は、異性の身体に変わってしまったことに恐怖と困惑を覚えたが、同時に、奇妙な好奇心も湧き上がってきた。
新しい身体を確認するため、涼太は鏡の前に立った。
長い髪と可愛らしい顔立ちの女の子が映っている。
彼女の瞳は涙で潤んでおり、その表情には驚きと不安が混ざり合っていた。
まさに今、涼太はその表情そのものだった。
「このままじゃ帰れない…元に戻る方法を見つけなきゃ」涼太は決意を固め、元に戻るための手がかりを探し始めた。
部屋の中には、友人の魔導書が置かれていた。
恐る恐るその本を手に取ると、ページをめくり、呪文の逆効果を解く方法を探した。
だが、その時、部屋のドアが開き、友人の妹である香奈が入ってきた。
彼女は驚いた表情で涼太を見つめ、「あなた、誰?」と問いかけた。
涼太は一瞬言葉に詰まったが、すぐに事情を説明した。
「実は…涼太だ。あの魔導書を見て、こんなことになってしまったんだ。」
香奈は驚きを隠せなかったが、涼太の真剣な表情を見て、信じるしかなかった。
「分かったわ。お兄ちゃんが帰ってくるまで、ここで待っていて。きっと元に戻る方法を見つけてくれる。」
涼太は香奈の言葉に安堵しつつも、不安は完全には消えなかった。
友人が戻るまでの時間がどれほどかかるかもわからず、彼はそのまま女の子の身体で過ごすことを強いられた。
それでも、彼は決意を新たにした。
自分自身を取り戻すため、そしてこの奇妙な体験を乗り越えるために。
続きません。
何度か使ってる写真な気がしますが
けいおん!の制服買って喜びながら着てたときのものてす。
黒髪ロングじゃないから澪にはなれない。
茶髪のショートじゃないから唯になれない。
まあオリキャラ風ということで。
であればけいおんキャラが持ってない、モッキンバードのギターを持ちたいが
準備する予算はありません。
フライングVでも可。次買うならどっちかですね。
これは子供に弾かせたい。
私はこれ弾きたい。
コメント