青白い空気が漂う部屋の中、由美は鏡の前で軽くポーズを取っていた。
今日の服装はお気に入りの白いトップスと、細かなドット柄の可愛らしいワンピース。
それに、足元は白いタイツに黒のストラップシューズで統一している。
髪には可愛らしいリボンもつけている。
今日は、そんな完璧な格好で少しばかり面白い「実験」を試してみようと思っていた。
「ねえ、健太。ちょっと面白いことしてみない?」由美は隣に座っていた友人、健太に向けて悪戯っぽく笑みを浮かべた。
健太は少し眉をひそめたが、彼女のその表情には勝てない。
いつも彼女のいたずらに巻き込まれてしまうのは、幼馴染の宿命かもしれない。
「面白いことって…また、なんか企んでるんだろ?」
「ふふ、そんなに怖がらなくてもいいって。今日はおまじないの話を聞いたから、ちょっと試してみたいだけ!」由美は健太の耳元で囁くように言う。
「おまじない?」と健太は訝しげな顔をするが、内心少し興味も湧いていた。
彼女がそう言うときは大抵何かしらの遊び心がある。
「具体的には何をするつもりなんだ?」
「簡単よ。私たち、身体を交換してみない?」
健太は思わず目を見開いた。
身体の交換?そんな非現実的なことが本当にできるのか?由美は、健太が驚く姿を楽しそうに見つめていた。
「大丈夫、大丈夫!ちょっとしたおまじないで簡単にできるんだから。しかも、すぐ元に戻るっていうし。」
「…もし本当にできるなら、面白そうだな。」健太は少し不安を感じながらも、好奇心が勝っていた。
幼馴染の由美にここまで言われたら、逃げられるわけがない。
由美はさっそく、おまじないを唱え始めた。
部屋には静かな緊張感が漂い、まるで空気が変わったように感じる。
そして次の瞬間、健太は目を開けた瞬間に、鏡の中に映る自分の姿に驚愕した。
「こ、これ…本当に?」健太は高い声で叫びながら、自分の腕を見つめた。
そこには細くて白い、まさに由美の腕がある。
ふと鏡に視線を向けると、そこには完全に由美の姿をした自分が立っていた。
「すごいでしょ?ちゃんとおまじないが効いたみたいね!」由美は自分の声で話すが、その中身は完全に健太だ。
「こ、これは…とにかくびっくりだよ!本当に入れ替わってる!」健太は手をパタパタと動かして、自分の新しい身体を確かめる。
「じゃあ、せっかくだからちょっと遊ぼっか?」由美(健太の身体に入っている)は笑顔で、軽くポーズを取るように指示した。
「はい、今から私のポーズを真似して!どうせ元に戻れるんだし、楽しもうよ!」
健太は戸惑いながらも、言われるがままにポーズを取ってみる。
足を揃え、手を顎に当て、まるで女の子らしい仕草を自然にしてみせた。「こんな感じ…か?」
由美は大笑いした。「あはは、健太って、意外と女の子っぽくなれるんじゃん!そのまま写真に撮りたいくらいだよ!」
「おい、それはやめろよ!」健太は顔を赤くして反論したが、実際のところ恥ずかしさと妙な心地よさが交錯していた。
しかし、そのまま終わらせる由美ではなかった。「じゃあ、次はもっと難しいポーズをお願い!」
彼女はさらに可愛らしいポーズを要求し続け、健太は渋々ながらも付き合ってしまう。
しばらくして、健太の頭にある考えが浮かんだ。これは逆にチャンスかもしれない、と。
彼は由美にずっとからかわれてきた。
なら、この身体を使って、一矢報いてやろうと考え始めた。
「ちょっと、トイレ行ってくる。」健太は由美の身体で立ち上がり、部屋を出ようとした。
「ん?どこ行くの?まだポーズやってもらってないのに!」由美は不満そうに声を上げたが、健太は振り返らずに玄関に向かった。
そして、そのまま靴を履き、外に出た。
「やばい、逃げられた!」由美は慌てて追いかけようとしたが、すでに彼の姿は消えていた。
しばらく街を歩き回った健太は、由美の財布をポケットから取り出した。
彼女の中身を確認しながら、少しずつ買い物を楽しみ、思い切って高価なカフェにも寄った。
「これで少しはスッキリするだろう。」彼は笑顔を浮かべながら、由美の身体で食べ物や服を楽しんだ。
彼女が戻ってきたときに驚く顔が見たいと思っていた。
その後、健太はしばらくして家に戻り、おまじないを解いて元の身体に戻った。
由美は最初、健太が素直に戻ってきたことに安堵したが、財布の中身を見て叫び声を上げた。
「ちょっと、健太!何これ!?」彼女の怒りの声が部屋中に響き渡った。
身体を取り替えるということは、持ち物も交換されますよね。
貴重品をなんとかしておかないと、こんなことになりかねません。
自分の体のセキュリティはしっかりしておきましょう♪
このスカート短すぎて恥ずかしかった。。。
コメント