暗い夜、男は一つの家の窓を静かに開けた。
彼の名は村田。
金に困り、ついに空き巣をするという一線を越えてしまった。
外から見た限り、この家は裕福そうで、鍵も簡単なタイプだ。
迷いのない手つきで侵入すると、部屋の中はほんのりと明るく、思いのほか整理整頓されていた。
「さて、金目の物は……」呟きながら辺りを見渡したその時。視界の端に人影が映った。
振り向くとそこには――セーラー服を着た女性が立っていた。
「えっ……」村田は思わず言葉を失った。
真夜中に制服姿の女性?
誰かの娘だろうか?
しかし次の瞬間、違和感を覚えた。
その顔立ちはどう見ても若い娘ではない。
むしろ、どこか疲れたような表情を浮かべた中年女性だ。
「な、なんだお前は!」村田が叫ぶと、彼女は驚きの表情を浮かべた。
「あ、あなたこそ誰!?どうしてここにいるのよ!」
奇妙な沈黙が流れる。
村田は状況を理解しようと頭を働かせた。「もしかして、この人……娘の服を着てるだけ?」
「いや、関係ない!とにかく捕まえて……」と、村田が一歩踏み出した瞬間だった。
足元に置いてあった荷物につまずき、盛大に転倒。そのまま頭を強打し、意識が遠のいた。
目を覚ました時、村田はすぐに異変に気付いた。
「え……な、何?」
視界に映るのは自分の両手……いや、明らかに見慣れない女性の手だった。
さらに見下ろせば、膨らんだ胸、そしてセーラー服。
「何だよこれ!俺が……女になってる!?」
パニックに陥り、慌てて鏡の前へ駆け寄ると、そこに映るのは先ほどの中年女性だった。
村田が混乱している間に、玄関の扉が開く音がした。
帰宅したのは家の住人である若い娘だった。
「あ、あなた誰なの!?なんで私の服を着てるの!?」
「ちょ、ちょっと待て、俺は――」説明しようとする村田だったが、娘はすぐに警察を呼ぶと言い出した。
「いや、本当に違うんだ!俺は――」
だが、そこで気付いてしまった。
先ほどの「中年女性」は、自分と同じく侵入者だったのだ。
彼女は既にどこかに逃げたらしく、自分だけがこの場に残されてしまった。
その後、村田は娘の必死の通報で駆けつけた警察に捕まりかけたが、間一髪で逃げ出した。
しかし、逃げた先でも体は元に戻らず、セーラー服姿の熟女のままだった。
「くそっ!どうしてこんなことに!」
不幸中の幸いか、街中ではコートを着ていれば中年女性という外見のおかげで怪しまれることはなかった。
しかし、村田としての生活に戻る手がかりは見つからず、彼は次第に「セーラー服熟女」としての新しい生活を送る羽目になった――。
この結末の後、村田は自分が戻れる方法を探し続けるが、そこに新たな困難が待ち受けているのだった……。
いや、逃げ出すときは仕方ないにしろ
逃げた後に着替えるんではないのか?
と作ってて思ってしまった。
それでも着替えない泥棒は、実はセーラー服フェチ?
時折セーラー服をパジャマ代わりにしている男性もいるみたいだし。
私はもう今はやってないですけど。
コメント