もしも明日、別の性別の「身体」で目覚めたら?
日常と非日常の境界線を描く、古都礼奈による最新作『入れ替わり短編集13』。
明日12/19発売します。
Amazon.co.jp: 入れ替わりもの短編集13 eBook : 古都 礼奈: 本
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本作は、単なる「姿が変わる」物語ではありません。
入れ替わった先で直面する、生々しい身体の感覚や、その性別だからこそ背負わされる「義務」と「期待」を丁寧に描いた、心に響く短編集です
収録作品のハイライト
本書には、視点の異なる全9編が収録されています。
- 「入れ替わりの代償」: 自由を求めるセレブ美女と貧乏青年の入れ替わり。豪華な暮らしの裏にある束縛と、平凡な日常の尊さに気づく二人の物語 。
- 「伝統か、革新か。」: 伝統的な着物に縛られる少女と、奔放な青年が入れ替わることで、自分らしい「新しい着こなし」を見つけ出す勇気の物語 。
- 「陽菜の笑顔」: 入れ替わりをきっかけに、女装という新しい自分を見出し、一歩踏み出す青年の葛藤と成長を描きます 。
本作の魅力:身体の「違和感」が教えてくれること
この短編集の最大の特徴は、入れ替わった際の「身体的な描写」のリアルさです。
- 男性の身体が持つ「力強さ」と、同時に感じる「股間の違和感や重み」 。
- 女性の身体が持つ「しなやかな美しさ」と、動くたびに揺れる「胸の存在感や足の痛み」 。
お互いの苦労を体験することで、登場人物たちは「性差とは単なる物理的な違いではなく、社会的・精神的なプレッシャーの総体である」ことを理解していきます 。
著者からのメッセージ
「物語に登場する男たちが、女性との入れ替わりを通して新しい自分と出会い、その姿を愛おしく思うようになる姿を、私も喜びを持って見ていました」
鏡の中の自分に「私がいるから大丈夫」と語りかけたくなる。そんな、自分を肯定するきっかけをくれる一冊です 。


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