高校2年生の田中悠真(たなか ゆうま)は、最近近所に住む三浦綾乃(みうら あやの)さんのことが気になって仕方がなかった。
綾乃は30代後半で、穏やかな笑顔と柔らかい物腰が印象的な女性だったが、最近は少し疲れているように見える。
その姿が悠真の中で不思議な感情を芽生えさせていた。
ある日の放課後、悠真は偶然綾乃と道端で出会う。
少し迷ったが、思い切って声をかけた。
「三浦さん、こんにちは! 最近お疲れそうですけど、大丈夫ですか?」
「えっ? あら、悠真くん。そんな風に気遣ってくれるなんて、ありがとう。でも大丈夫よ、ちょっと忙しいだけだから。」
いつものように穏やかに笑う綾乃。
しかし、その笑顔の裏にどこか疲れが滲んでいるように見えた悠真は、何とか力になれないかと焦るように言葉を続けた。
「僕、マッサージとか得意なんです! 肩とか凝ってるんじゃないですか? 良かったらやってみましょうか?」
冗談半分で言ったつもりだったが、綾乃は少し驚いたような顔をした後、笑顔で答えた。
「マッサージ、得意なの? じゃあ、せっかくだからお願いしようかしら。少しだけ休憩したい気分だったの。」
こうして悠真は綾乃の家に招かれることになった。
綾乃の家に入るのは初めてで、緊張しつつもどこかワクワクした気持ちがあった。
リビングに通されると、薄紫色のカーテンが柔らかい光を室内に取り込み、心を落ち着かせるような空間が広がっていた。
綾乃が持ってきてくれたハーブティーの香りも手伝い、少し緊張がほぐれた。
「どうぞ、お茶でも飲んでリラックスしてね。」
「ありがとうございます。」
悠真は湯気の立つティーカップを手に取り、一口飲んだ。
その優しい甘さに癒される。
「じゃあ、始めますね。」
綾乃が椅子に座り、背中を向けると、悠真はドキドキしながら手を肩に置いた。
触れた瞬間、彼女の柔らかな肌越しに伝わる温かさに心臓が高鳴る。
適度な力加減で肩を押し始めたが、どうしても彼女の体の近さに意識が向いてしまう。
「力加減、大丈夫ですか?」
「うん、ちょうどいいわ。本当に上手ね、悠真くん。」
綾乃の穏やかな声に、悠真は少し安心した。
けれども、自分の心拍数が上がっているのを隠しきれない。
肩から背中にかけてマッサージを続けるたび、彼女の体温や柔らかな感触が直接伝わってくる。
どうしても意識せずにはいられなかった。
そのとき、不意に視界がグラリと揺れた。
体の力が抜け、頭がふわりと浮かぶような感覚に包まれる。
気がついたとき、和也は目の前の鏡に映る自分の姿に驚愕した。
そこに映っていたのは、自分ではなく、綾乃の身体だったのだ。
「えっ…これ、どういうこと?」
口を開くと、女性らしい声が耳に届き、慌てて身体を確認する。
滑らかな肌、膨らみのある胸、そしてふんわりしたスカート。
全てが自分のものではない感覚に混乱する。
「あら、気づいたみたいね。」
隣の部屋から現れたのは、和也の身体をした綾乃だった。
彼女はおかしそうに微笑むと、ストレッチをするように腕を伸ばしながら、「若い身体って、こんなに軽いのね!」と感嘆の声を漏らした。
「お、おばさん! なんで僕の身体に…?」
「なんでかしらね。私も驚いているのよ。でも、これ、ちょっと面白いじゃない?」
綾乃は勢いよくソファから立ち上がると、まるで初めて使う玩具を試すように、その場でジャンプをしたり、鏡に映る自分の姿をまじまじと見つめたりしていた。
「和也くん、こんなに身軽で元気だったのね。全然疲れないわ、これ!」
「いやいやいや、楽しんでる場合じゃないですよ! どうやって元に戻るんですか!」
「そんなの、まだわからないわよ。」
綾乃は軽く笑うと、腕を捲り上げ、若い男の身体を存分に動かすことに夢中になっていた。
「それにしても、男性の身体って筋肉がしっかりしているのね。この力、ちょっとクセになりそう…!」
彼女は近くに置かれていた重い観葉植物を軽々と持ち上げ、「こんなに簡単に動かせるなんて!」と驚嘆した様子を見せた。
「おばさん、もうやめてくださいよ! そんなことしてる場合じゃ…!」
「和也くん、こうやって腕立て伏せとかしてたの?」
彼女はそのまま床に手をつき、器用に腕立て伏せを始めた。
若々しい体力に感動している様子の綾乃を前に、和也はただ唖然とするばかりだった。
しかし、しばらくして綾乃はようやく落ち着きを取り戻した。
「ごめんなさいね。つい楽しくなっちゃって。でも和也くん、これ、もしかしたらいいチャンスじゃない?」
「チャンス?」
「こうやってお互いの体を体験するなんて、普通じゃありえないことよ。お互いのことをもっと知るためには、いい機会だと思わない?」
「おばさんは、僕の身体を楽しんでるだけじゃないですか…!」
そう言い返す和也の言葉にも、どこかしら焦りの色が見えた。
「まあまあ、落ち着いて。せっかくだから、少しこの状況を楽しんでみましょう。」
綾乃は微笑むと、若い男の身体でスタイリッシュにポーズを決め、鏡に向かってウインクをして見せた。
その様子に和也は、呆れながらも少しだけ微笑みを浮かべた。
こんな話ばかり書いててアレなんですが
個人的にはLGBT法案は反対です。
LとGは同じ考えのカップルを見つければ良い訳で
Bはある意味1番恋愛を楽しんでいるのでは?
Tは↑の人達とは別枠だと思ってます。
そして、ちゃんと診断されてたり手術済みの人なら多少安心。
自称で語る人と、好き放題言う人のせいでおかしくなるんですよね。
ちなみに私はノーマルで、こんな格好してもトイレは男性か多目的に行きます。
温泉は男湯入るし、そのときはスカートとか履かないです。
というかまともな人がこの話題で困ってるのって見たことないですね。
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