リリィは古びた骨董品店で目を引く時計を見つけた。
色とりどりの針が複雑に絡まり、どこか不思議な雰囲気を放っていた。
「これ、面白そう…」とリリィはつぶやき、店主に購入を申し出た。
家に帰ると、リリィは時計を手に取ってじっくりと観察し始めた。
突然、時計の針がスムーズに動き始め、彼女の周りの空気が歪んで感じられた。
「え、これって…?」リリィが呟くと、視界がぼやけていき、気がつくと彼女は自分の部屋ではなく、見知らぬ場所に横たわっていた。
鏡を見ると、そこには自分の体ではなく、男性の体が映っていた。
リリィは驚きと興奮が入り混じった表情で鏡の前に立ち、思わず口を開けた。
「これって、どういうこと?私がこの体に?」彼女は少しの間、思考が追いつかずにいたが、やがて状況を受け入れ、男性の体を使って遊ぶことに決めた。
その頃、男性、タクミは目を覚まし、自分がリリィの体にいることに気づいた。
「な、なんだこれは?俺がリリィの体に…?」タクミは慌てて服を整え、リリィの家の中を探検し始めた。
家の中は彼にとって完全に異世界で、女性らしい服装や化粧品が並んでいた。
彼は手探りで化粧を試みるが、鏡に映る姿に苦笑いを浮かべながら、「これ、どうやって使うんだ…」とつぶやいた。
一方、リリィは男性の体で街を歩き回り、彼の体を使って自由気ままに振る舞った。
「これが男性の体…面白いわね」とリリィは楽しそうに言いながら、人々の反応を観察していた。
彼女は男性の体を利用して、奇抜な行動を試み、周囲の注目を浴びることに喜びを感じていた。
タクミは、リリィの体で生活する難しさに直面した。
朝、リリィの友人たちが訪ねてきた時、タクミはどう振る舞うべきか全く分からず、動揺していた。
「リリィちゃん、元気?」友人たちは笑顔で挨拶をしてきたが、タクミはぎこちなく返事をした。
「ええ、まあ…元気です」と彼は苦笑いしながら答えた。
友人たちは彼の態度に違和感を感じ、「リリィ、最近ちょっと変じゃない?」と疑問を呈した。
タクミは「なんでもないわよ、ただちょっと疲れてるだけ」と誤魔化そうとしたが、友人たちはその答えに納得できず、ますます疑念を深めていった。
タクミはリリィの生活に溶け込もうと努力したが、リリィの友人たちが彼の奇妙な振る舞いや言動に気づき始めた。
「リリィ、最近本当におかしいよ。どうしたの?」友人たちは心配そうに尋ねた。
タクミは「なんでもない、ちょっと体調が…」と答えたが、友人たちはその言葉に納得せず、彼の行動にさらに不安を募らせていた。
リリィが男性の体で自由に過ごしている間、彼女は男性の体を使ってさまざまな冒険を楽しんでいた。
彼女は街中で目立ち、人々の驚きや興味を引きつけることに喜びを感じていた。
しかし、タクミがリリィの体で苦しむ姿を見るのは心苦しかった。
リリィは、タクミに対して申し訳ない気持ちを抱えつつ、自分の楽しみも満喫していた。
ある日、タクミがリリィの家に帰ると、リリィの友人たちが再び集まっていた。
彼の奇妙な振る舞いに疑念を抱いた友人たちは、「リリィちゃん、やっぱりおかしいわ。どうしたの?」と再度尋ねた。
タクミは心の中で「どうすればいいんだ…」と悩みながらも、「本当に何でもないのよ。ちょっと疲れているだけ」と答えた。
最終的に、リリィは元の体に戻る方法を見つけ、タクミは彼女の体から脱し、自分の体に戻ることができた。
タクミはリリィに「本当に…申し訳ない。でも、これもいい経験だったよ」と言った。
リリィは「ごめんなさい、こんなことで迷惑をかけて…」と謝罪した。
しかし、タクミが元の体に戻った後、彼もまた不思議なことを体験していた。
リリィの影響を受けたのか、彼の行動や言動は以前とは異なり、周囲の人々から「最近、タクミくんも不思議系になったね」と言われるようになった。
タクミは苦笑いしながらも、「まあ、これも一つの経験だよね」と受け入れ、新たな自分として生活を続けることになった。
いつの間にか友人が暴走し、それが自分に帰ってくるのは怖いですね。
狂人は、後先のことを考えないので。
暴走キャラ→一般人の場合は塗りつぶして終わりますが
一般人→暴走キャラの場合は普通にしててもおかしなことになりそうです。
やべぇ。。。夏風邪引いてしまった。。。
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