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お守りのいたずら【TSF、入れ替わり】

女装を始めた頃から、現在の生活基盤が出来るくらいまでをラノベ風にフェイクを入れつつ書いてみました。
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翻訳

大学帰りの夕方、俺――斉藤和真は、親友の篠田から手渡された奇妙なお守りを手に持ちながら帰路についていた。

「これ、絶対効くから試してみろよ」

篠田が得意げにそう言った時から、何か嫌な予感がしていた。

何でも、願い事が叶うという触れ込みらしいが、そんなもの本気で信じるわけがない。

「どうせ冗談だろ」

俺はため息をつきながら、お守りをポケットに入れた。

その時、急に視界が暗くなった。

――ドサッ!

気がつくと、柔らかい何かの上に倒れ込んでいた。

頭がぼんやりとして、身体がだるい。

見覚えのない天井が視界に広がり、辺りから漂う花のような香りに違和感を覚える。

「……何だここ? 俺、倒れたのか?」

体を起こそうとしたその瞬間、服の感触がおかしいことに気づいた。

いつものパーカーやジーンズではなく、ひらひらとした生地がまとわりつく。

「えっ……これ、スカート?」

慌てて自分の体を確認すると、見たこともないフリルのついたブラウスに柄物のスカート。

そして黒いタイツ、触れた髪の毛は長く柔らかい。

鏡を探して部屋を見渡すと、ベッドサイドの机に置かれた小さな手鏡が目に入った。

恐る恐るそれを手に取って覗き込むと、そこには知らない女の顔が映っていた。

「……は?」

頬に触れる。鏡の中の彼女も触れる。動きが完全に一致している。

「嘘だろ、俺、女になってる!?」

パニックに陥りながらも机にあったカバンを漁ると、中から財布が出てきた。

その中に入っていた身分証を見ると、そこには「佐藤菜々」という名前が記されていた。

――俺じゃない、他人の名前だ。

状況がまるで理解できない。

お守りが関係しているのか? 冗談だろう。

けれど、この身体は明らかに自分のものではない。

そして、この「佐藤菜々」と名乗る女性の持ち物が目の前にある。

「入れ替わった……ってことか?」

頭の中で整理するも、現実味が薄すぎて手が震える。

けれど、このままでは何も分からない。

彼女に会いに行くしかないだろう。

自分の身体がどうなっているのかを確認するためにも。

携帯電話を開き、登録されていたLINEを調べてみると、「斉藤和真」の名前を発見した。

どうやら俺自身が彼女の友人として登録されているらしい。

「俺にメッセージを送るって、これでいいのか?」

慎重に「会って話がしたい」という短い文を送り、返信を待つことにした。数分後、返信が返ってきた。

「ちょうど話したいことがあった。駅前のカフェで待ってる」

妙にそっけない文面だったが、これで会うことが決まった。

急いで準備を整え、見知らぬ体の動きに戸惑いながら外に出た。

カフェに着くと、席についている自分の姿を見つけた。

いつもの俺が、いつものように椅子に座っている。

しかし、その表情はどこか落ち着かない様子だった。

「……お前が、佐藤菜々か?」

俺が近づくと、向こうが低い声で話しかけてきた。その声は、自分自身の声だった。

「そうです。で、そっちが……斉藤和真さん?」

「ああ。けど、この身体はお前のだろう?」

短い沈黙が流れる。

俺たちはお互いに自分の顔を見つめ合いながら、その異常事態を認識していった。

「何がどうなってるのか、さっぱり分からないけど……あのお守りが原因だと思う。」

俺はそう言ってポケットからお守りを取り出した。

「お守り?」彼女――いや、俺の身体を持った彼女が、眉をひそめて尋ねる。

「大学の帰りに友達からもらったんだ。それを触った瞬間に気を失って……気がついたらこうなってた。」

「私もだよ……学校の帰り道で急に気を失って、起きたらあなたの身体になってた。」

原因は分からない。ただ、お守りに何かの力が宿っているとしか思えなかった。

「とりあえず、元に戻る方法を考えよう。だけど、その前にお互いの生活について教え合わないと……混乱を避けるためにさ。」

「確かに。何かあったら、バレるかもしれないし……」

お互いの生活を説明し合う中で、徐々に信頼が生まれていく。

彼女の話から察するに、真面目で几帳面な性格らしい。

一方、俺はどうやら雑で適当だと思われているらしい。

「本当に戻れるのか分からないけど、絶対に戻る方法を見つけよう。」

俺の言葉に彼女は頷いた。その目には、不安と決意が入り混じっていた。

翌日から、俺たちはお互いの生活を演じることに挑戦した。

俺は彼女の友人たちに合わせて丁寧に話すよう努力し、彼女は俺のラフな態度を真似しようとしていた。

しかし、慣れない仕草や言葉遣いのせいで何度か疑われそうになり、何とか誤魔化す場面もあった。

数日間の試行錯誤を経て、再びお守りを持った俺たちは解決の糸口を探すために動き出すことを決意した。

今日はここまでで、続きは気が向いたら書きます。

女性全員が普段からスカート履いてるわけではないですが

この手の話を作るとどうしても元男性にスカートを履かせたくなります。

案外ロングスカートだと頼りない感じはしないですけどね。

男でミニスカは流石に辛い。

私はもう無理。

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